Archive for the ‘GALLERY’ Category
金沢に行ったのはコレを観に行くためだったので、まず最初に。オラファー・エリアソン – あなたが出会うときを21世紀美術館に観に行きました。

オラファーエリアソンさんは光や色を利用した作品を多く作っていました。コレが良かったですねー。光を使うというと錯覚などを利用した作品になりそうなんですが、そういう訳でもなく比較的単純に光を利用していますが、その中で最大限に楽しめる作品を作っていたように思えます。小難しい作品っていう印象は全くなく誰でも楽しめそうな物を作品としていて面白かったです。もちろんその光のなかで光の重なり合いや色の重なり合いなどを体感する事で、その作品を深く捉えることができるとは思いますが、間口が広いと言う事はナカナカ簡単ではないので、そのあたりは考えられていそうでした。
特に1色の部屋や色のなかに体が入っていく部屋なんかはまさに体感って感じですね。経験として面白かったです。光がずれる作品とかももちろん面白かったんですけど、やはり色の部屋が一番面白かったですねー。

HPによると今回の作品は会場である21世紀美術館と関連づけた作品にしてあるということだったんですが、確かにそういう風に感じれる部分が多々ありましたね。回遊性を考えた作品配置になっているとかはともかくとして部屋の形なども意識されていたし、開かれた美術館と言う意味で、さっきも書いたように誰でも単純に楽しめる作品が多かったようにも思えました。
とにかく金沢に行って良かったなーと思う展示だったので、面白かったです。
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Tags:21世紀美術館, オラファー・エリアソン
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馬喰町あたりのギャラリーをまわってから、清澄白河へ。MOTと、金氏徹平さんの展示を見るのが目的で、そのほかもいくつか。

MOTに行ってサイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年とMOTアニュアル2010装飾を観に。サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年は何かいまいちだったなー。作品の説明かなぁ?何となく何かが足りなくてわかりづらい感じ。音楽系の受賞者が無視されているみたいな話もあったけど、それ以前になんかあんな展示で微妙じゃないかっていうを思った。何か調整中の作品が異常に多かったし。良さやスゴさを伝えきれてないのは展示する人の問題なんでしょうが。その辺を感じました。
次にMOTアニュアル2010装飾の方に。こちらは一転して現代美術のギャラリーを詰め込んだ様な展示。こっちは良いのもあるし、そんなに好きじゃないなーっていうのもあるんだけど、一番圧巻だったのは塩保朋子さんの展示でしたね。紙を切って絵のような穴があいているっていうものなんですが、高橋コレクションで観た時にもいいなーって思ったのですが、今回は大きさがそのときと比にならない大きさでさらに、光を当てるという演出もあってホントに作品を観たって感じでした。良かったなぁ。全体的に装飾に焦点を当てた展示でしたがそれほど装飾装飾してない感じも良かったです。面白かったです。

次に、清澄のギャラリービルへ。まずは上の階からという感じで、小山登美夫ギャラリーから。名知聡子展 告白がやってました。あまり肖像画みたいなものを良いなーと思ってみる事はすくないのですが、なにやら独特の存在感と光を利用したような大きな作品もよかったけど、肖像画が何か心に残ったなぁ。
次はHIROMI YOSHIIへ。前田圭介 | the patcheryと東義孝 | DILEMMAと石森五朗 | Possibility of Translationがやっていました。上の写真は東義孝さんの作品ですね。どれもそれぞれ良かったですが、イマイチ作品数が多くないし、個人的には複数の合同展みたいなのはちょっと面白さに欠けちゃうきもして何となくなーって感じでした。
次はTaka Ishii Galleryへ。田根 剛さんの“sur-impression”がやっていました。記憶というのをテーマにしているという作品が2つほど。ちょっとわかりづらかったんですが、何となくそんなイメージかなっていう作品でした。イマイチわからなかったなー。そこにあると言う感じでした。

最後が目的の金氏徹平さんの展示ですね。場所はシューゴアーツですね。金氏徹平さんのRecent Works”Post-Something”という展示です。全体的に近年の作品って感じでしたね。近年のシリーズ物がいくつかあるって感じで、白いものとかは全然なくてリキッドのものとかシールや紙のようなものをあわせたものが多かったです。あと、映像やプラスチックと流木を組み合わせた作品などでした。全然みたことの無い作品とかもありましたけど、今までと根本的には同じ感じで色々なものを様々なバランスで出会わせているって感じですね。そのバランス感覚が面白いですね。もちろんあんまり好きじゃないシリーズもありますが、好きなものも多いですね。また何かあるだろうからそしたら観に行こうっと。
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Tags:HIROMI YOSHII, MOT, Taka Ishii Gallery, シューゴアーツ, 前田圭介, 名知聡子, 小山登美夫ギャラリー, 東義孝, 田根 剛, 石森五朗, 金氏徹平
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馬喰町の変成態で鬼頭さんの展示があるということだったので、そのあたりにあるギャラリーにまとめてまわってきました。

まずはspace355のKeumsan GalleryとGALLERY HASHIMOTOへ。まずは、Kemusan Galleryへ。アジア若手作家2人展がやってました。松枝悠希さんと金英眞さんの2人展ですが、松枝さんの立体がちょっと好みでした。一見平面に関連した何かが空中に浮いているような飛び出したような状態になっているようなものでした。まあ、何となく整いすぎてるなーという印象もあったけど、またどっかで観るかもなと思いました。
次にGALLERY HASHIMOTOへ。こちらは、開発好明展がやってました。こちらは、なんともやっちゃってるなーって感じでした。SALEって書いてあるから何事かとおもったら、会期が進むに連れて作品がセールになるってもので、さらにその作品も安売りのシールが上から張られちゃってるようなそんなものだったり。そして、会場ではくじ引きが行われててそれが安売り感をあおってたりして。なんかちょっと面白かったです。HPにもあるように、デパートやスーパーなどで普通に行われている値引き、景品システムを美術展に流用します。っていうそれ自体をとりこんでの現代美術でした。

次ぎに行ったのは目的地のgallery αMですね。変成態の鬼頭健吾さんの展示を観てきました。巨大に広がったパラソルの集合体とそれに囲むようなクロスも含めて色彩豊かでPOPな空間に仕上がっていました。そのほかにも平面とかミラーボールを連ねたものとかもありました。とにかく何と言って良いかわからないのですが、空間をPOPな感じに思わせる力がすごいです。まあPOPと感じるのはそれぞれな部分だとは思うのですが、空間や雰囲気というものを何らかの形に変えているという感じがしました。

その次は、TARO NASUへ。Ryan Gander “I’m an Aurefilian”がやってました。うーん。何やら面白いものもあったとは思ったのですが、解説もないし作品タイトルとかだけではイマイチなにを表してるのかわからない感じでした。もうちょっと説明がないとわからない作品だったので、よくわからないなーって感じでした。

その次はラディウム – レントゲンヴェルケへ。満田晴穂さんの自在という展示がやってました。金属で昆虫を作っているというものなんですが、超精密に本物と見間違えるかのようなように出来ていてビックリしました。

次は、CASHI°へ。彫刻家Negam!さんの個展「ザギンでシースーを -Breakfast at Tiffany’s-」をみました。これがかなり面白かったですねー。彫刻なんですが、全体的に面白みを狙っているというか、かなりシニカルなギャグというか。小さな西郷さんの彫刻を渋谷のハチ公をもっているようにして大きさを逆転させて映像にしてたり、自分の5人肩車しながら歩ける彫刻を肩車しながら色々なところをある居たり、自転車乗ったりなどなど。とにかく作品を利用した作品がかなり面白いことになってました。もともと彫刻とかには弱いので、面白かったなぁ。

このあたりでの最後は、MAKII MASARU FINE ARTSへ。舩木大輔“アートによるアポとーシス”展をみました。結構POPな雰囲気の人の彫刻とか絵画なんですが、今回のアポトーシスということとちょっとPOPな作風とイマイチあっていなかったというか。何となくもうちょっとその作風を変えてやってくれたら面白かったかなぁとも思ったんだけど。それかPOP過ぎて気味が悪いとか。まあなかなかそういう感じにも行かないだろうし難しいなー。なんか妙な感じでした。それが正解なのかもしれないけど。
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Tags:CASHI°, GALLERY HASHIMOTO, KEUMSAN GALLERY, MAKII MASARU FINE ARTS, Negam!, Ryan Gander, TARO NASU, レントゲンヴェルケ, 変成態, 満田晴穂, 舩木大輔, 鬼頭健吾
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六本木の国立新美術館に文化庁メディア芸術祭を観に行ったついでにそのあたりでやっていた面白そうな展示にいくつか行ってきました。

まずは、ギャラリー間へ。建築家の読書術を観てきました。30代の若手建築家の中村拓志、中山英之、平田晃久、藤本壮介、吉村靖孝が、お勧めの本を出してるだけの展示がメインではないちょっとした催し物みたいな感じでした。まあ、みんなそこそこ有名な人だけになるほどなーとか面白い部分はあるかも程度ですね。模型もないし、まあ気になる人は。

次にAXIS リビング・モティーフ。かみの工作所のかみの道具3「トクショクシコウ展」がやっていました。かみの工作所のものは有名どころに頼んでるかなのか?それとも技術力があるのか?それはわかりませんが、とにかく良いものを/面白いものをつくるなーという印象。今回も期待に答えてくれました。トラフや菊地敦己さんも出てるので、結構面白いです。

最後は、JAGDA TOKYOの1週間展覧会(信藤洋二 × 菊地敦己)を観に行きました。結構デザイナー関係で有名な展覧会だったのに、なんとなく作品?がすくなかったです。菊地さんのデザインは好きなので、観に行ったんですが、結構いつものやつ的なものが出てました。今後なにやるのかな?さすがに一週間で交代は早すぎるので、もうちょっとやって欲しい
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Tags:ギャラリー間, 中山英之, 中村拓志, 吉村靖孝, 平田晃久, 藤本壮介
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neoneo展 Part2[女子]ネオネオ・ガールズは岩戸を自らひらくを観に行きました。

男子に比べて何か女子は現実的と言うか、今までのアートに乗っ取っているというか、なんかちゃんとしているのが多い印象でした。もちろんどちらが良いって分けじゃないんですけど、どちらにしても何か真面目な印象がしました。この男子女子って分け方で案外差が出ないかなっておもったりもしたんですけど、実際は多少印象の違いがあったなぁ。思い込みかもしれないけど。結構、紙を切り抜いてレイヤーしてる作品とか好きでしたねぇ。松井えり菜さんの作品は相変わらずのインパクトだったなぁ。全体的に面白かったけど、なんか今ひとつ飛び抜けたのがなかったなー。
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自転車で中目黒や渋谷の辺りをブラブラしてたので、ギャラリーにも寄ってみました。
まずは、中目黒でMIZUMA ART GALLERYの指江昌克 展 「デファクトスタンダード」へ。

何となく行ってみたんだけど、指江昌克さんの作品は好みでした。かなり良かったです。一見なんか微妙な古い風景をつなぎ合わせた感じとか怪しい雰囲気とかが横尾忠則とか大竹伸朗を思わせるか?って思ったんですが、それとは何が違っているふざけている感じが今の人のリアルとつながっているという印象を受けました。なかでも一番欲しいなって思ったのは地球のように色々な物をつなぎ合わせているプラモを立体として作っていてそれがものすごくキャッチーに色々に思わせて良かったです。これからドンドン立体にも挑戦してほしいなーって思ったりしました。
次に行ったのはトーキョーワンダーサイト渋谷です。

やっていたのは、アートの課題-NEW COMMONS-でした。こちらはちょっとわかりづらいものが多かった印象ですね。ちょっとバックボーンがわかってないといけないようなものが多かった気もするんですが、イマイチそのあたりの説明も無く、映像作品は椅子とかないとじっくりって感じにもならないし。なんかちょっと気分に合わない感じでした。よくわかんなかったなー。
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