Archive for the ‘GALLERY’ Category

新津保建秀×早見あかり「Spring Ephemeral」

新津保建秀さんと早見あかりさんの「Spring Ephemeral」をFOIL GALLERYに観に行きました。
 

 
新津保建秀さんの写真を観に行こうって思っていて、行ってみて気がついたんですけども、早見あかりさんってももクロの青だった早見あかりさんなんですね。かなり写真の印象が違っていたので、気がつきませんでした。写真は繊細で透明感があり光がキレイに捉えられているという印象で、すごくキレイな写真でした。
 
あと、その撮影しているところのヴィデオやツイートなんかから合成した音を聴けるという作品もあったのですが、これがなかなか面白かったですというか、かなり良い音だったなぁ。試聴に使ってたヘッドフォンがSONYのZX500とZX700だったんですが欲しくなってしまった・・・。
 

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ちなみにこの写真集とかかなり良いです。これも普通に売ってました。
 

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椛田ちひろ「私のゆくえ」

椛田ちひろさんの成層圏vol.1「私のゆくえ」をgallery αMでみて来ました。
 

 
先日観に行った、MOTでの「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」でも出品されていた、椛田ちひろさんの作品がαMでも観れるということだったので行ったのですが、作品のタイプは少し違う感じでしたが、共通して自分の時間のまたは記憶の軌跡を蓄積させているそれを重ねてその瞬間を絵画にしているような作品が印象的ですね。
 
絵画は瞬間として捉えられるが、その裏には膨大な時間が隠れていて、その過程が透けて見えるような部分に時間や記憶を重ね合わせたくなるような作品です。そういう意味では杉本博司さんの劇場やドライブイン・シアターのような作品と共通している部分があるかもなということを考えながら見ていました。
 
とにかく、MOTを含めてどちらの作品も時間を堆積させた面白い作品のように思えたので、これから他の作品を見るのが楽しみです。
 
 

大木裕之「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」

大木裕之さんの「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」をアラタニウラノでみてきました。

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いくつかの映像作品がずっと流れているという、展示だったのですが、たまたま行った時にやっていたのが、どうやら長編ものだったみたいなのですが、ぶっちゃけ途中からかつ長編の真ん中あたりから見たので、なにがなんだかわからなかったです。中国と日本の街の映像がかさなりあったりDVカメラか何かの映像がながれていて音もノイズが多くて何を喋っているかわからないようなタイミングだったので、ちょっと時間の関係もあって20分弱くらいで出てしまったので、イマイチコメントできない状態です。他の作品も見れたらよかったなぁ。
 
 

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安部典子「TIME LAG」

安部典子さんの「TIME LAG」をSCAI THE BATHHOUSEでみてきました。

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幾重にも重なった紙を切り抜くことで、地層の様な重なりをみせている作品なんですが、「TIME LAG」というタイトルを聞いてからみると、あたかも瞬間を切り抜いて堆積させた時間を物体化した様にもみえてきて、地層の重なりのような等高線を立体化した造形としてみるだけでなく、別の側面からもみれることで面白くみえてきます。
 
時間という側面からみれば、温河原さんの時間の作品の作品集を切り抜いて堆積させた作品もあったので、今回の作品が時間の側面からの影響をより強く意識した作品であることを感じさせました。時間というものをまるで物であるように捉えて彫刻として作品化しているようにも見えました。その1枚1枚の紙には時間や記憶が刻まれているとも思えて記憶の断片をみているようにも捉えられました。ただ単純に造形としてみるだけでも面白いし、存在感があって美しいものとしてみれるのですが、その物としての重みや美しさを時間と重ねても非常に面白く見れました。
 
最近の話では、21_21DesignSightでやった吉岡徳仁キュレーションによる「セカンドネイチャー展」でも作品が出ていたみたいなので、(自分は言われて思い出した。)どこかで見ていたような気がしたのでそこでだったようでした。
 
 

セカンド・ネイチャー
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宮永愛子「景色のはじまり ー金木犀ー」

宮永愛子さんの「景色のはじまりー金木犀ー」をMIZUMA ART GALLERYでみてきました。

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入ってすぐに、金木犀の葉脈の絨毯?カーテン?が迎えてくれます。それは空気のように薄いんだけれども、力強い存在感を持っていて、森、または、自然の断片を切り取ってきたかのような作品でした。

Artist Fileでみた時は、ナフタリンの作品で、物の空気感だけを固めたような表現をしていたと思ったんだけども、今回は、もう少し存在感を増していました。

これは、震災があってから自然の力、または、自然の存在感を強く感じているからなのかもしれないけれども、作品の強度がありつつも柔らかい空気感をだす作品で、今みることが非常に面白い作品だとおもいます。
 
 

遠藤一郎/Chim↑Pom「Never give up!」

PASS THE BATON GALLERYで、遠藤一郎とChim↑Pomによる「Never give up!」を見てきました。出ていた作品はChim↑Pomは「ヒロシマの空をピカッとさせる」、遠藤一郎さんは「愛と平和と未来のために」の2つで、どちらも旧作で有名な作品だったが、今やる意味のある作品がそろっているという印象でした。
 

 
タイトルも含めて、3.11以降がテーマになっていると思うんだけど、3.11が越えて意味が変わった作品とも言える気がしました。これは完全に受け取る側が変わったのだけども、それだけに興味深く見ることができました。そして、この日は、トークショーもあったので一緒に見て来ました。
 

 
やはり、3.11という出来事があってからの話しが中心になってました。展覧会のテーマもNever give up!ってタイトルですしねー。いま、とにかく重要なのは、アクションを起こすこと全力でやるということが、大切だという話しでした。シンプルで力強いぶれないということが重要になってきていることを遠藤さんは特に実感しているようでした。
 

 
また、未来へ号の捉えられ方が変わった。みんながシンプルに真理に近くなっている。未来へという言葉が、普通に必要とされている。とも言っていました。ふた方とも、被災地にいって色々なことを通して作品を作りはじめているそうです。
 
 

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渋谷慶一郎「MASSIVE LIFE FLOW」

恵比寿マルタンマルジェラの上のgallery kokoで、ATAKの渋谷慶一郎さんのMASSIVE LIFE FLOWを見て来ました。
 

 
演奏するところはUSTREAMから見れたりすると思うので、観客側を中心に写真を撮ってみました。結構このタイミングは人がいっぱいですね。休日の一番人が混みそうな時間というのがあるのかもしれません。椅子が置いてあってゆっくりと見れます。USTREAMには無い緊張感があって(ただ自分が緊張してただけかもしれないけど。)、実際に見るとまた違った印象ですね。鏡で反射して上から見るような視線も確保されているので、機材をどうやって使っているのかなぁ?とかもわかる感じで面白かったです。まあ、実際、いろいろなミュージシャンがやっていることと大枠は変わらないと思いますが、集中力、緊張感、というような物は体感してプロという人がどれくらい上手いとか、しっかり物を作っているのかを体感するのには良い機会だと思います。
 
 

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スパイクジョーンズ「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」

スパイクジョーンズの「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」展に行きました。
 

 
DIESEL ART GALLERYでやっていたんですが、ココには初めてきましたねぇ。30分ぐらいのショートフィルムとそのメイキングで1時間くらいの映像と、それに合わせたドローイングや写真や利用した物なんかが並んでいました。なかなか良い感じのショートフィルムでしたけど、展開がちょっと単純かなーでしつこいと思いつつも、映像として綺麗だし、素直に入り込みやすいストーリーで良かったです。ミュージックビデオ的な部分(当たり前だけど)大きくあってミュージックビデオとして捉えるとスゴい面白いと思いました。
 
これは無料だし渋谷でアクセスもいいから、暇な人は見に行くと良いかもです。毎時45分から本編の上映ですね。ちょっと前に行くと良いかもしれません。ただ、横のギャラリー?お店?部分からの音が大きくて、上映してるところの音と混ざっちゃってるのは残念だったなー。そのくらいのイメージ行くと良いですね。あくまで店の中でやっているので、期待しすぎない程度に。
 

There Are Many of Us
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鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」

鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」をMIZUMA ART GALLERYで観てきました。
 

  
鴻池さんの作品はオペラシティでの大規模展で見たのですが、それと似たイメージですね。どうやら必ず展示にストーリーがある方のようです。オペラシティの時の展示は作品それぞれのストーリーが繋がっていて一つの物語として結実していたのですが、今回はその一つをみるという状態に近いイメージですね。
 
もともと作品にストーリーを作って、それに付随するように絵画等を作成してるのかな?とにかく作品として言葉でも大いに語っていますね。その言葉のチョイスとか口調というのかな?そのコンセプトというか、ジャンルというかその辺がどうも、一定の女性の人気は得そうな感じで偏っているのですが、それがちょっと得意じゃないんですね。でもそういう言葉と合わせて絵画とかを上手くつかうとか、物語とかを上手く利用するという手法とかは好きなんですけどね。
 
 

焚書 World of Wonder
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