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加藤泉 「Paintings and Sculptures」

加藤泉 「Paintings and Sculptures」をナディッフアパートで観てきました。
 

 
加藤泉さんは細々と売れないアーティストの時代を10年以上も続けていた中、ある日突然ヨーロッパからのオファーが来て一気にトップアーティストに上り詰めた方だそうです。作品は独特の世界観のなかにある胎児のような子どものようなモチーフのペインティングや彫刻というものなんですが、その独特で強烈な世界観は確かにインパクトがあると思います。
 
今までの加藤さんの作品のイメージだと、木彫りの彫刻のような作品か、油絵のような絵画の作品のイメージだったのですが、今回はフィギュアでした。これは、作品集に作品をつけるためにそうしたのか、それ以外の意味があるのかは分かりませんが新たな一手として面白いなぁと感じました。フィギュアの出来という点だけでいえばイマイチ出来は良くなかった気がしますが、ここからどうなっていくのかという余白があってこれからが気になります。
 
 

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中目黒ー代官山ー恵比寿ギャラリー巡り 10.02.20

中目黒から恵比寿辺りのギャラリーをブラブラしてきました。
 

 
まずは青山|目黒。Lotte Lyon 1:2がやってました。ホントは1LDKって所でやっている展示も見たかったんだけど、こちらはもう終了してて、青山|目黒にあるものだけ観てきました。うーん。なんかちょっとよくわかんなかったなー。
 

 
次は、MIZUMA ART GALLERYへ。烏丸由美 展 「ぼくたちの東京ストーリーズ。」がやっていました。一見ちょっとPhotoshop加工したものを絵画で焼き直したような印象に思えるんですけど、それとは違う書き込みが空間内に浮かんで展開していました。画像とか印刷だと非常にわかりにくいのですが、とにかく面白かったです。
 

 
その次は代官山に移動して、ヒルサイドフォーラムに行って、「槇 文彦展」光、素材、情景 Light,Materiality&Sceneryを観に。槇さんの最近の新作を展示してありました。まあなんというか、作風がイマイチ掴めないんだけど、結構近年はガラスを多用しているのかなぁ?光の取り込み方がスゴい気がしますね。あと、四角い空間をうまいバランスで配置してる気がしました。
 

 
で、最後は、Nadiff Galleryへ。柴田 敏雄『a View for Grey』を観に。ダムとか造成地のコンクリートなどを写真におさめているという作品なのですが、これがスゴくいいです。巨大建造物とかもいいですけど、何とも良い感じですねぇ。写真ってあんまり得意じゃないものが多いんですけど、これはかなり好きですねー。
 
 

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