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「アートとプロダクトの不穏な関係」展

「アートとプロダクトの不穏な関係」展 at Ai Kowada Gallery
11/11/12から11/12/22まで

 

 
出展作家は次の感じ。磯谷博史 大田秀明 木住野彰悟 佐藤好彦 鈴木康広 土屋貴哉 冨井大裕 ホンマタカシ 三田村光土里 森田浩彰(敬称略)
キュレーション:HAKUHODO ART PROJECT

何をまとめた展示なのかタイトルとか見たけど、イマイチ見ててよくわかんなかったんですけど、まあ既製品をつかって作ったアートを集めたのかなぁ?って感じ。
 

本展覧会 は、そうした現代のアーティスト・クリエイターによる“プロダクト”にまつわる作品を通し、私たちと“プロダクト”の関係性や、 それを使った表現のあり方に新しい示唆を得ることを目的としています。かつて広告が「企業から消費者へのラブレターである」と言われた時代がありました。 メディア環境の変化でその意味が変質するなか、本展覧会は「消費者の一人としてのアーティストから企業、そして社会への回答」だとも言えるでしょう。

 
ってなってるんだけど、なんかイマイチピンと来ないんだよなぁ。しかしこれを博報堂がキュレーションしてるってところまでを含めて現在の広告という業界がなにか違う方向をみちゃってるっていう意味ならわかるんだけど、うーん。こういうキュレーションの展示ってわかりづらいよなぁ。
 
 

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「共同体の捜索、もしくはその逃亡劇」丹羽良徳

丹羽良徳さんの「共同体の捜索、もしくはその逃亡劇」をAI KOWADA GALLERYで観てきました。
 

 

共同体の捜索、もしくはその逃亡劇

可能な限り積極的に仮象を生産しつつ、そのなかに埋没してしまいそうになりながらも
その不可能性の中でしか現実を生き抜くことはできないとうことを掴めればと思っている。
ぼくらはきっと、そんな表裏一体の社会構造の中軸に存在する。
私達が形成する共同体へ向かおうとすれば、するほど逆に遠のいてしまうのも事実だと思
っている。これらの作品群は、一見なんの変哲も無い行為の記録で あるが、よく考えてみ
れば確かに我々の社会構造の一端を抉り取られているようにも思える。その違和感が感じ
取れる限りにおいては 、ぼくはその人間性というものを信じたいとも思っている。

今回の作品は「自分の所有物を街で購入する」(2011)「デモ行進を 逆走する」(2011)を
中心に様々な社会現象や構造の中に軽や かに突入するかの如く挿入された異形の行為が、
私達の見ている社 会の表層にどのような波紋を作り出すことができるのか。現実の中で
状況に応じて、私達が能動的に生き抜くために。

2011年 丹羽良徳

 
文中にもあるように、今回の作品は「自分の所有物を街で購入する」(2011)「デモ行進を 逆走する」(2011)となっていて、一つは自分が街で購入したものと同じものを売っている店でもう一度その手に持っている同じ商品を購入するというもので、誰も気がつかずにそのまま購入できてしまう。もう一つはデモ更新を逆走してあるくというもので、完全に不可解な感じで周りにみられつつも特に何も起きないんだけど、なにか歪みの様なものの間を歩いている見えるような作品が2つでした。どちらも、何か歪んでいるんだけど、結局なにも変わらないし、なにも起きないというものだったように思えます。
 
 

廣沢美波 「夢でキスキスキス」

廣沢美波 「夢でキスキスキス」をAi Kowada Galleryで観てきました。
 

 

 
何故展覧会のタイトルが電気グルーヴの引用なのかは不明ですが、「夢でキスキスキス」というタイトルでした。そして作品としては、結構カラフルな原色を多用に利用して、筆ではなくスポンジのような物で叩いて描いたのか?と思わせるようなタッチでメルヘンの国のようなものを描いている作品でした。何となく原色だから明るいのかという感じもしますが、原色とはいえ黒のような重い色が印象的に配置してあって、夜の風景かと思うような重さがありつつ、そのなかに力強く様々なPOPなアイコンが書込まれているという作品でした。POPアイコンの趣味が動物とかでちょっとあわないのとこのカラーリングの強さと、この作風になれなかったのでちょっと得意じゃない感じでした。