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「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」

「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展を21_21 DESIGN SIGHTに観に行きました。
 

 
倉俣さんもスゴい人だとはしっていますが、どちらかと言えばソットサスのものを見たいなぁって思っていたのですが、メインは倉俣さんでした。ソットサスの展示ってあまり観ることがなくて昔、汐留のイタリア街のスペースでみたんですが、それがかなりよかったので、ソットサスの作品を期待してしまいました。
 
アクリルやガラス等の通常使わないようなものを使っての軽いふわっとした近未来デザインの様なものがたくさんでした。たしかに当時の技術では新しかっただろうし、今見てもナカナカスゴいと思うのですが、アクリルという素材が一般的になってきてしまった今観ると軽いというイメージがなんか出来ないよなぁっていう部分もあって、時代がずれてしまっているような気もしました。
 
ソットサスの物であったのが、ガラスのツボのような物なんですけど、スケッチと実際の物が近いという意味ではかなりの技術だなぁとは思ったんですけど、なんかイマイチ、インテリアとは違うコンセプトでつくってた物みたいなので、期待はずれだったというか。ちょっと思ってたものと違ってて残念でした。
 
 

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クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORK=PROJECTS

六本木の21_21 DESIGN SIGHTでクリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORK=PROJECTSを観てきました。
 

 
クリストとジャンヌ=クロードといえば、ランドアートというべきでしょうか?その場にあるものを一転させるアーティストで、特にドイツの国会議事堂であるライヒスタークを布で包んだのは有名かなと思います。ランドアートはその場を新たなものに作り替えてしまうので非常にその場の体験として面白いのですが、クリストとジャンヌ=クロードはその中でも10年かけてプロジェクトを組んでも2週間で展示を終わらせてしまうようなその儚さをもアートに取り込んだ作品を発表しています。
 
このようなランドアートを再現する事は出来ないので、今進んでいるプロジェクトを含めたプロジェクトの解説とビデオを放映するという展覧会です。クリストとジャンヌ=クロードは一切企業等から資金をもらったりせず、常に自分たちが作った作品(完成予定図などのドローイング)を売ることでアートを完成させています。そのドローイングなどは展示されているので、必見といっても良いと思います。もちろんビデオも時間はかかりますが、非常に面白いものであり、コレ自体も作品の一部と言えるようなものになっています。とにかく観なければ説明できないので、映像を貼付けておきますので、コレをみてそこに行った事を想像してみたら面白さがわかると思います。
 

 
惜しくもジャンヌ=クロードが亡くなってしまいました。これからもクリストとジャンヌ=クロード名義で残りのプロジェクトは続けるそうです。行けたら良いなぁ・・・。
 
 

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U-Tsu-Wa/うつわ

21_21 DESIGN SIGHTで「U-Tsu-Wa/うつわ」を観てきました。
 
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今回は三宅一生さんの企画のようですね。毎回思うのですが、デザイナーはキュレーターではないというか、展示としてはどうしても見せ方や、展示企画自体が弱いような気がします。デザインの美術館というようなテーマは良いんですが、やはりデザイナーがキュレーターを育てるのではなくて、デザイン専門のキュレーターを育てる方が良いのではないかと思ったりします。
 
今回も何だかイマイチ展覧会としては弱いなーという感じなんですよね。これが例えばショップのイベントとかで、飾ってある器が買えるとかそういう感じだったら、全然印象が違っていてこれはすごいってなるんですけどね。見せ方がやはりそういう商業的シーンの見せ方であるような気がしました。これは今回だけじゃなくて比較的毎回ここの展示では思うんですけどね。
 
うつわはきれいだったし、すごいなーって言う感じもあったんですが、何となくイマイチ弱かったです。あ。でも吉岡徳仁さんのやつはインパクトあったなー。あの人自体デザイナーよりもアーティストに近いからかな?
 
 

うつわ
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