Posts Tagged ‘菅木志雄’

菅木志雄「70年代、80年代の仕事から」

菅木志雄展「70年代、80年代の仕事から」を渋谷ヒカリエ 8/CUBEで観てきました。
 

 
小さな作品がいくつかと、70年代80年代のアクティベーション(簡単に言うと作品を作るようなパフォーマンス)の写真と動画が流れているという展覧会でした。いままでにアクティベーションを見たことはなかったのでなるほどなーという感じではありましたが、作品が空間を支配しているというか、空間を決めているような菅さんの作品が好きなので、アクティベーションの動画は資料としての価値しか見出せないという感想です。
 

 
写真も昔のものがほとんどでしたが、スライドショーで画面で流れている写真には最近のDia:Chelseaでの展覧会などあったので、それはなかなかおもしろかったです。とにかく過去の作品の展示だったので、メインはあくまで小山登美夫ギャラリーでやっている「分けられた指空性」の方だなと思います。
 


 

世界を〈放置〉する: ものと場の思考集成
菅 木志雄
ぷねうま舎
売り上げランキング: 152,405

 

Kishio Suga 菅木志雄
Kishio Suga 菅木志雄

posted with amazlet at 17.06.06
ヴァンジ彫刻庭園美術館
売り上げランキング: 536,250

 

Kishio Suga: Situated Latency 菅木志雄:置かれた潜在性
HeHe
売り上げランキング: 531,964

ロバート・モリス&菅木志雄

art_2016-03-29_001
 
BLUM & POE東京でロバート・モリス&菅木志雄という2人展が行われています。
 
もの派の中でも有名な菅さんですが、もの派としてはいろいろなところで世界的な美術館でとりあげられていましたが、もの派の中から菅さんを個人としてとりあげて展覧会を行ったのがBLUM & POEだったようです。そんなBLUM & POEで行なわれている展覧会なので見ないわけにはいかないですね。今回は日米のミニマリズムアーティスト2人展ということでかなり面白かったです。
 
プレスリリースを引用すると

本展ではロバート・モリスの作品「Lead and Felt <鉛とフェルト>」(1969年) と、菅木志雄の作品「辺界」(1978年) の2つのインスタレーション作品を用いて対話を提示しています。

本展では作品を通じて、2人の作家による素材、アンチ・フォルム、抑制、不確定性、偶然性、意図、一時性、空間といった要素への探求が対比されています。

 
さらにはどちらも近年どちらも再製作された作品のようで、まさに対話という表現があっているなという感じがしました。両方の作品が違う素材ながら呼応しあっている空間というのはさすがの世界的なギャラリーだなという組み合わせでこういうものが日本でみれるのはなかなかないので面白かったです。
 


 
 

Kishio Suga
Kishio Suga

posted with amazlet at 16.03.16
Ashley Rawlings
Blum & Poe
売り上げランキング: 2,792

  

Kishio Suga: Situated Latency 菅木志雄:置かれた潜在性
HeHe
売り上げランキング: 540,840

 

Kishio Suga 菅木志雄
Kishio Suga 菅木志雄

posted with amazlet at 16.03.16
ヴァンジ彫刻庭園美術館
売り上げランキング: 1,077,699

 

樹下草怨(普及版)
樹下草怨(普及版)

posted with amazlet at 16.03.16
菅 木志雄
東洋経済新報社
売り上げランキング: 237,374

 

Robert Morris: Object Sculpture, 1960-1965
Jeffrey Weiss
Yale University Press
売り上げランキング: 212,490

 

Robert Morris
Robert Morris

posted with amazlet at 16.03.27
Thierry Raspail
Skira
売り上げランキング: 571,911

 

菅 木志雄「志向する界景」

小山登美夫ギャラリーで菅木志雄さんの展覧会をみてきました。最近は昔の日本の芸術運動が海外で評価されて逆輸入されてくるようなことがあったりします。それは「具体」だったり「もの派」だったりするわけですが、菅木志雄さんや李禹煥さん等は「もの派」で有名な方です。
 
art_2016-03-16_002
 
やはり木と金属の配置や空間とのバランスや異なる物質との接続とかが、とても良くて素晴らしいなと思ってみていました。ものがあるというだけでなくないという部分があるというような。今回は立体はそれほどなく、壁にかかっているものがたくさんありました。(いや、それ自体も立体なんですけれども、文章にする上であえて平面という判定にしました。2.5次元的な感じとも言えなくもない)
 
art_2016-03-16_001
 
この2.5次元的平面作品が結構良くて絵画的であるんだけれども立体であるようなある意味空間彫刻というような気すらするわけでこれが「もの派」かと思わざるを得ないという感じでした。これを書いている2016/3は原宿のBlum&Poeで菅木志雄さんが絡んだ2人展をやっていたりするので、菅木志雄さんの世界的評価を上げたBlum&Poeがどんな展示をしているのか気になるところです。もちろん栃木の倉庫美術館も気になっているので一回でいいから行ってみたいところです。
 


 
 

Kishio Suga
Kishio Suga

posted with amazlet at 16.03.16
Ashley Rawlings
Blum & Poe
売り上げランキング: 2,792

  

Kishio Suga: Situated Latency 菅木志雄:置かれた潜在性
HeHe
売り上げランキング: 540,840

 

Kishio Suga 菅木志雄
Kishio Suga 菅木志雄

posted with amazlet at 16.03.16
ヴァンジ彫刻庭園美術館
売り上げランキング: 1,077,699

 

樹下草怨(普及版)
樹下草怨(普及版)

posted with amazlet at 16.03.16
菅 木志雄
東洋経済新報社
売り上げランキング: 237,374