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MOTと清澄ギャラリー 10.02.09

馬喰町あたりのギャラリーをまわってから、清澄白河へ。MOTと、金氏徹平さんの展示を見るのが目的で、そのほかもいくつか。
 

 
MOTに行ってサイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年とMOTアニュアル2010装飾を観に。サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年は何かいまいちだったなー。作品の説明かなぁ?何となく何かが足りなくてわかりづらい感じ。音楽系の受賞者が無視されているみたいな話もあったけど、それ以前になんかあんな展示で微妙じゃないかっていうを思った。何か調整中の作品が異常に多かったし。良さやスゴさを伝えきれてないのは展示する人の問題なんでしょうが。その辺を感じました。
 
次にMOTアニュアル2010装飾の方に。こちらは一転して現代美術のギャラリーを詰め込んだ様な展示。こっちは良いのもあるし、そんなに好きじゃないなーっていうのもあるんだけど、一番圧巻だったのは塩保朋子さんの展示でしたね。紙を切って絵のような穴があいているっていうものなんですが、高橋コレクションで観た時にもいいなーって思ったのですが、今回は大きさがそのときと比にならない大きさでさらに、光を当てるという演出もあってホントに作品を観たって感じでした。良かったなぁ。全体的に装飾に焦点を当てた展示でしたがそれほど装飾装飾してない感じも良かったです。面白かったです。
 

 
次に、清澄のギャラリービルへ。まずは上の階からという感じで、小山登美夫ギャラリーから。名知聡子展 告白がやってました。あまり肖像画みたいなものを良いなーと思ってみる事はすくないのですが、なにやら独特の存在感と光を利用したような大きな作品もよかったけど、肖像画が何か心に残ったなぁ。
 
次はHIROMI YOSHIIへ。前田圭介 | the patcheryと東義孝 | DILEMMAと石森五朗 | Possibility of Translationがやっていました。上の写真は東義孝さんの作品ですね。どれもそれぞれ良かったですが、イマイチ作品数が多くないし、個人的には複数の合同展みたいなのはちょっと面白さに欠けちゃうきもして何となくなーって感じでした。
 
次はTaka Ishii Galleryへ。田根 剛さんの“sur-impression”がやっていました。記憶というのをテーマにしているという作品が2つほど。ちょっとわかりづらかったんですが、何となくそんなイメージかなっていう作品でした。イマイチわからなかったなー。そこにあると言う感じでした。
 

 
最後が目的の金氏徹平さんの展示ですね。場所はシューゴアーツですね。金氏徹平さんのRecent Works”Post-Something”という展示です。全体的に近年の作品って感じでしたね。近年のシリーズ物がいくつかあるって感じで、白いものとかは全然なくてリキッドのものとかシールや紙のようなものをあわせたものが多かったです。あと、映像やプラスチックと流木を組み合わせた作品などでした。全然みたことの無い作品とかもありましたけど、今までと根本的には同じ感じで色々なものを様々なバランスで出会わせているって感じですね。そのバランス感覚が面白いですね。もちろんあんまり好きじゃないシリーズもありますが、好きなものも多いですね。また何かあるだろうからそしたら観に行こうっと。
 
 

溶け出す都市、空白の森
金氏 徹平
赤々舎
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