国立新美術館でアーティストファイル2011を観て来ました。
面白かったですねー。さすが注目の作家という感じでした。
クリスティン・ベイカーの特殊な素材を使ってのペインディングで何かのモチーフが見える感じが良かったなぁF1のやつとかかなりスピード感や迫力が出てました。何のモチーフかわかるかわからないかのギリギリのラインのような状態なんですけども、それを強引に絵画としてまとめている感じが面白かったです。
松江泰治さんの大きい写真の様なまるで静止画みたいな動画とか写真からミニマムな事件を切り取って大きくしてる物とかかなり好きです。坂本龍一か、HASYMOかなんかのジャケットに使われてたりしたよなぁ。それも面白いんですけどね。静止画みたいな動画も面白いです。解像度の高さがああいうものを作ることを可能にしたんだろうな。
鬼頭健吾さんは元から好きですけど、今回もかなり良かったなースカーフの海のようなものはとにかく見るとスゴいです。写真とかで見ると大したことないかなぁーって思う人もいるかもしれないし、鬼頭さんの今までの作品を観ていない人は通り過ぎてしまう可能性もあるかなーとは思うんですが、僕としてはもの凄く面白かったです。これだけ広い空間を埋めるスカーフの海は一見の価値アリです。
そんな感じで、普段見る物で作っている作品とか結構好きなのですが、そういう意味では、タラ・ドノヴァンもかなり良かったんですが、ストローは何となく吉岡徳仁さんをイメージしてしまってちょっとさめたなぁ(タラ・ドノヴァンの方が吉岡さんよりも先に作品を発表しているそうです。僕は吉岡さんの物を先に見てしまっただけでした。)。悪くないんですが、イマイチ頭の中をよぎってしまってテンションがあがりきらないかった感じはありました。
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