Archive for 2009年12月

ギャラリー巡り 09.11.17

またまたギャラリーをブラブラしてきました。
 
まずはトーキョーワンダーサイト本郷で、TWS-Emerging 125/126/127を見てきました。
 
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小畑多丘さんの「IT’S JUST BEGUN」がスゴい良かった。木の彫刻なんですけど、それがまさかって思うような出来になっていて、面白さもあるんだけど、それだけじゃなくバランスとか立体としての空間の取り方とかそういうのが良かったです。もっと有名になったらもっと良い物をつくりそうだななんて思いました。
 
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次はいつもの清澄のギャラリーですね。
 
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マーカス・コーツ 展です。これは小山登美夫ギャラリーですね。Dawn Chorus(夜明けのさえずり)と Intelligent Design (インテリジェントデザイン)の2作品でした。インテリジェントデザインの方は、内容のバックボーンを考えると面白いかなとは思いましたが、実際の作品としては今ひとつ。それと比べると夜明けのさえずりは面白かった。夜明けの色々な部屋のしゃべり声を録っているんだけども、それの速度を速くするとあたかも鳥のさえずりのように聞こえるというもので、それが本当にさえずりのように聞こえるから面白い。鳥にもしかしたら言語があるかもとか、色々な事を思わされましたし、それ自体の映像も面白かったなー。
 
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こちらも小山登美夫ギャラリー。こちらはグループ展ですね。情熱大陸にもでた青木良太さんとかも参加してました。ただ、オブジェでしたが。こちらは面白いなーくらい。やっぱグループ展より、個展の方が好きだなぁ。
 
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HIROMI YOSHIIでは小金沢健人さんのメモがやっていました。思っていたような作風とはちょっと違っていた部分も多少あったのですが、映像とかはイメージ的な部分もあった、思ってた部分だけじゃないんだなーと思ったり。あれとこれのあいだのときの速度の落書きの印象が強いんだろうなぁ。
 
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馬喰町に移動して、まずはgallery αMへ。「変成態-リアルな現代の物質性」Vol.5 袴田京太朗さんの展示でした。
 
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空間を切断して再構成しているような彫刻作品ですね。すでにある彫刻作品とスライスして、それと全く同じ、スライスを作成してそれをつなぎ合わせているような作品なんですけど、カラフルな部分と古い彫刻の部分とのつながりとかが絶妙でした。
 
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この後はTARO NASUで写真系でした。[Gallery 1]片山博文展「Exchangeable」[Gallery 2] 良知暁展「frames」ですね。やっぱまだ、写真はよくわからないなー。
 
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これは、CASHIですね。「ニエプスの箱・右 / 左」ですね。写真だったかな?あんまり良く覚えていません。スイマセン。グループ展だったので、何となくーって感じで見てしまいました。
 
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これは、R o e n t g e n w e r k e A Gですね。青木克世さんのmanieraがやってました。なんともいえない陶器のような作品がありました。ちょっと耽美的なニュアンスある感じかな?スゴい技術だったなー。
 
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これは、Space355ですね。一階のギャラリーはパク・スンフン個展でした。これは間を生かしたような絵画なんですが、金の使い方とかも上手くてお茶の表現といわれるとそうなのかもと思わされる所がありました。二階のギャラリーは高山陽介展ですね。木の作品だったみたいなんですが、まるで陶器やプラスティックのようでした。でもなーその先の面白さがまだわからなかった感じです。
 
 

空の穴 a Hole in my Head
空の穴 a Hole in my Head

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小金沢健人
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ジュリアン・オピー

SCAI THE BATHHOUSEで、ジュリアン・オピーを見てきました。
 
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ジュリアン・オピーの印象としては、グラフィックデザインのような肖像画のようなものを書いてたり、ちょっとコミカルなマンガチックな物なんだけど、感情が読み取れないような、そういうものを作っている人という印象でしたが、今回はそのグラフィックデザイン的な部分を3Dに近づけるような事をしていてなかなか面白いなと思いました。
 
良く画像でみるような2Dの感じはそのままなんですが、そこにどうにか動きをつけようとしているのか?アニメとは違うリアルな3Dの動画と合わせていたり、目が動いていたり、3D加工をしている絵画を作っていたりなど、強引な手法で2Dを3Dにしようとしている感じが、2.5Dと言って良いような普段見れないような不思議な絵画として落とし込まれていたのが印象的で面白かったです。
 
 

Julian Opie Recent Works
Julian Opie Recent Works

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Julian Opie (Tate Modern Artists)
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Julian Opie Portraits
Julian Opie Portraits

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Julian Opie Daniel Kurjakovic
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表参道近辺展示系 09.11.03

表参道から渋谷の方に抜けて色々な展示を観てきました。
 
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GYREのMoMA StoreでやっていたDetour。これは色々な有名クリエイターにMOLESKINEを自由に使ってもらってそれを展示ってものなんだけど、まあ実際MOLESKINEをプレゼントしてつかうんだから、このくらい自由できるよなーって感じ。あんま使ってない人とかもいて面白い。実際は高いから、あんな自由に使えないよなー。丁寧に扱っちゃいそう。まあ、でも、作品と思えば面白い展示だった。
 
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同じくGYREでやっていたWITHOUT THOUGHT 10。コレはワークショップから出て来た作品を集めて展示というようなものなんだけど、テーマが箱でこれがなかなか色々な面白い箱があってビックリ。なるほどなーっていうのから面白いなーってのとか。箱と言う物をよく考えたということがわかる展示だった。こういうワークショップはそれ自体も面白いんだろうな。
 
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その次はスパイラルでやっていたULTRA002。これはアートフェアですね。ギャラリー単位とかでやるアートフェアではなくディレクター単位でやるアートフェアらしんだけど、イマイチそのあたりの区別の付け方が一般人には全然わからないもので、しかもディレクターってそんなに有名じゃないよね?ということで、作家とかギャラリーとかだけでも、色々な名前なのに他にディレクターの名前も出てて大混乱でした。単純にわかりづらかった。作品は見てて面白いのもいくつかあったし、知ってるのもあったり、欲しいなーっていうのもあった。まあ、全部高くて買えないんだけどね。
  
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最後は菊地敦己「PLAY@ABC」です。これは青山ブックセンター本店ですね。PLAYという菊地さんの作品集がでたんですが、その刊行記念のイベントで今までやったグラフィックの主にポスター的なものがいくつか飾ってありました。やっぱり好きな物が多いなー。ゆるくてカワイイっていわれそうな物なんだけど、スゴく余計なものをそいであってバランスが良いと思います。もちろんPLAYも買いました。お勧め。
 
 

PLAY
PLAY

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菊地 敦己
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TOKYO DESIGNERS WEEK 2009

毎年恒例のTOKYO DESIGNERS WEEK 2009に行ってきました。
 
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入り口付近ではいい天気でいい気分だったんですが、毎年の事ながらチケット売り場が混み過ぎです。毎年なんだから、もうちょっとどうにかならないものかね?先にWEB予約したり、お金を振り込んだりするシステムもあると思うんだけど、結局1時間くらい並ばされるという、そこがデザイン出来てないんじゃないかと。なんかチケット販売機の割り振りの仕方もおかしかったし、なんだかねぇ。
 
中は見本市を中心のマーケットとか学生展とかコンテナ展あるんだけど、入る時の印象が悪かったからか?それとも本当にそうなのかは置いておいて、ちょっとレベルが低いという印象。物レベルが低いというよりもプレゼンテーション/見せ方のレベルが低い気がしたんですが、このあたりはブースの大きさとか形とかそういうところと関係して来るのかなあ?いろいろなものを一周観て、人も多いから早めに撤退してしまいました。なんか全体的に不完全燃焼。なんか毎年レベルが下がっている印象。
 
でも、建築家の缶バッチを売ってるコーナーでサイン会をやってたんだけど、伊東さんとか西沢さんとか小嶋とかが居たようでした。大混雑でしたね。伊東さんはもういい歳なのに若い感じがしたなー。
 
 

ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置

この日しか無いっていうタイミングだったので、ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置を観に行きました。
 
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場所は秋葉原の廃校の屋上です。どうやら、この建物の取り壊しも決まってるみたいだったけど、次は何が建つのかな?話はそれるけど、最近東京の新しい建物にテナントが入っていなすぎて怖い。建物が確実に必要以上に作られている。需要と供給が合っていないのが目に見える。
  
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この日はものすごい寒くて、しかも少し雨が降っていたんだけど、そんななか行ってきました。水を使ったものとか、風を使ったものとか、サボテン!を使ったものとか。自然を利用したシステムの中でそこから生まれる音のようなノイズのようなそれらのアンサンブルを聴くということでしょうか?結構長いスパンでしか音が出ない作品がおおかったので、なんとなくアンサンブルと言うには、パッと聴きでちょっと辛い気はしましたけど、悪くはなかったです。
 
でも、どちらかというとVACANTでやっていた、光とターンテーブルをつかったインスタレーションの方が面白かったような気がするなー。
 
 

ENSEMBLES
ENSEMBLES

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アイ・ウェイウェイ展 何に因って?

森美術館で中国の超有名アーティスト、アイ・ウェイウェイのアイ・ウェイウェイ展 何に因って?がやっていたので、行ってきました。
 
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まずビックリしたのが、森美術館で初めてな気がしたんだけど、写真を撮って良いということになっていて、結構色々な人が写真を撮っていた。これは僕も漏れずに撮った。一応、クリエイティブコモンズがどーのこーのという事だけど、自分で見る分には良いという感じだろう。これは他の美術館も含めて滅多に無い事だと思う。
 
作品は色々な本とかウェブで見れると思うんだけど、そのあたりの有名どころは結構来ていたんだなーという印象。まあサイズ感とか展示方法とかは違うとかもちろんあるとは思うけど。全体的に観てアーティストというよりもクリエイターって感じかなって思ったりもしました。自分の信念や表現が外に溢れ出てしまう/表現せざるを得ないというよりは、何かこういう表現を思いついた/考えたということで何かを作っているという感じですね。もちろん両方あるんですが、比重では後者が大きいような気がしました。そういうところから、何かを文章にしたりしながら表現するということが上手いような気がしました。
 
なので、どの作品も言葉で説明しやすい/されやすいものとなってそこが上手く色々な状況にフィットしてるような作品が多かったです。そのあたりがアイ・ウェイウェイがココまで有名になったポイントなんじゃないかなぁ?やはり一番有名どころはヘルツォーグアンドドムーロンとの鳥の巣ですかね?それだけのプレゼンができる作家だなーと言う感じがしました。
 
 

AI WEIWEI―ACCORDING TO WHAT?
AI WEIWEI―ACCORDING TO WHAT?

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Ways Beyond Art: Ai Weiwei
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