Archive for 2009年11月

DESIGN TIDE 2009

10月の最終週といえば、もうデザイン祭りがはじまるなという印象な訳ですが、今年もはじまりました。デザイン祭り。ということで、まずはじめに行って来たのがDESIGN TIDEです。
 
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結構ミッドタウン全体で宣伝中
 
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入り口はこんな感じですね。
 
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なかに入るとこんな感じ。会場構成は去年の方が面白かったような気がするなー。
 
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これが一番好きだったかな。古い陶器を再生させる。考え方はエスターデルクスと同じと言って良いようなきもするんだけど、それをもっと売れるようにしてる。あと、和食器とかも使ってる。まあ、エスターデルクスの方が好きだけど、和食器は扱ってなかったし、結構良い。
 
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これもなかなか。コンクリを使った家具。工事現場のようなオーラもあるんだけど、スタイリッシュにまとまっているようにも思える。打ちっぱなしのマンションとかで使えば効果絶大かな。
 
そもそもDESIGN TIDEは見本市みたいなものなので、結構新作を売り込むみたいな感じもあるが、展示的な視点でもバランスがとれているような気がする。その辺がTDWの何か中途半端な感じとはちょっと違う気がするんだけども。その辺には何か大きな違いがある。それこそが、デザイン出来ているか出来ていないかな気がするんだが。で、僕はTIDEの方がいつも面白いなと思う訳なんだけども。とにかく、面白く中を観ながら作る側の方が面白いんだろうなーなんて思いつつ。観てました。
 
 

DesignTide A Message from Tokyo
デザインタイド実行委員会
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ギャラリー巡り 09.10.24

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小林耕平個展[右は青、青は左、左は黄、黄は右]
日常のようなそうでもないような映像の中に不自然を自然と作ってる。そんな映像が流れてました。山本現代でした。
 
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佃弘樹 個展 [ Recollections ]
白黒で書かれた陰影のようなドローイングです。なんとなく建築を思わせる雰囲気のあるのがいいバランスでよかったです。かなり好きな部類でした。こちらはNANZUKA UNDERGROUNDです。
 
児玉画廊でも何か観たんだけど、忘れてしまいました・・・。webも古い情報は検索出来ないしー。ううむ。たしか、アレだったと思うんだけど・・・。
 
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横尾忠則 東京Y字路 写真展
横尾さんのY字路の写真ですね。Y字路の絵もいいんですけど、その原型となる写真の方もそれだけでレベルが高いんですね。西村画廊でした。
 
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ウェイ・ジャ (韋嘉) 展渡辺 豊 展
どちらも小山登美夫ギャラリーですね。どっちもなかなか良いなぁと思ったんですけど、イマイチ好みとは違ってたな。
 
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イケムラレイコ MEZAME
SHUGOARTSですね。薄くかすんだようなドローイング。柔らかさのなかにも力強い意志のようなものがある。
 
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木村 友紀 「1940年は月曜日から始まる閏年」
闇の中に隠れているようなプリント?ドローイング?をみるようなそんなものでした。
 
そのほかにもHIROMI YOSHIIにもいきました。
ミヤギフトシ|AuthorT.J. ウィルコックスがやってました。
ミヤギフトシさんの方は結構好みなのもあったかなぁ。
 
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ジャン=ミッシェル・アルベロラ展「大きいものと小さいもの ? チャプター2」
メゾンエルメスでやってた展示ですね。ここは情報少ないから、気がついたらすぐいかないとね。結構いい展示が多いし。
 
 
 

東京Y字路
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横尾 忠則
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冒険王・横尾忠則
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Jean-Michel Alberola
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銀座ギャラリー巡り 09.10.20

銀座辺りで時間があったので、ギャラリーとかをフラフラしてみました。
 
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松屋のデザインギャラリー。「五十嵐淳+松岡恭子?北海道と九州の若き建築家の交錯」展がやっていました。これは結構みたいなと思っていたので、なかなか面白かったです。若い建築家のものもタマにはいいなぁ。
 

 
アップルストアのトークショーがYouTubeにでてました。
 
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gggです。山形季央展でした。余り詳しくしらない方だったんだけれども、写真を上手く力強くつかっているなという印象。
 
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ギャラリーG8です。原耕一 アートディレクション展「もうちょっとだな」結構昔からインパクトに残っているというか、こういうのグラフィックデザインあったよなーという作品がいっぱい並んでいました。最近あんまりみてないなーというタイプのグラッフィクだったかなー。
 
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東京画廊 BTAPです。高橋淑人個展「…and so what a beautiful day it is again today」抽象画のようなペインティングでした。しかし、ペインティングというような括りとはちょっと違う重ねて行ったようなタッチが印象的でした。どうやら特殊な方法で書いているみたいですね。色の重なり合いとかそういう部分も結構好きでした。
 
 

山形季央 (世界のグラフィックデザイン 91)
山形 季央
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COOP HIMMELB(L)AU 回帰する未来:FUTURE REVISITED

COOP HIMMELB(L)AUのFUTURE REVISITED(コープ・ヒンメルブラウの回帰する未来)をICCに観に行きました。
 
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ウィーンの建築設計事務所なんですが、アーキグラムのリアル版とでもいうべきかと思ってしまうような事をやっていたりします。もちろん普通の建築物も作っていますが、中には雲のようなインスタレーションをやっていたり建築過程で必要となる情報のようなものをインスタレーションにしているといった、そういう類いのものを発表していたりしています。
 
今回の展示もそのインスタレーションとして発表されているようなもので、いわゆる建築家の展示とは違って、体験するようなインスタレーションが含まれていました。自分の心拍数と同期して色や音をつけるような巨大機器や、動きとリンクして表示を行うようなものなど、それぞれ建築と関連しているようなしていないようなものがいくつかありました。全く建築グループとは思えない感じでしたね。脱構築主義の建築と呼ばれている建築の方もみてみたかったなー。
 
 

Coop Himmelb(l)au: Beyond the Blue
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Covering + Exposing: The Architecture of Coop Himmelb(l)au
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ヴェルナー・パントン展

ヴェルナー・パントン展を東京オペラシティアートギャラリーに観に行きました。
 
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パントンチェアのパントンさんですね。パントンカラーとも関係あると思ってて調べたんだけど、全くなかったです。スペルも違いました。勘違い。でも、それくらいデザインに影響を与えている人ですね。色の使い方、素材の使い方、形などどれをとっても新しい考え方をドンドン取り入れていったんだなという印象が残りました。
 
椅子を中心とした、様々な家具のプロダクトの展示があって、そのあたりはナカナカ面白いな、ミッドセンチュリーとかスペースエイジとかそういうデザインの流れの中で、それらを周到しつつも壊して新しいものを作り出した、突出した人物だったんだなという歴史がわかった。そのなかでも、フライヤーやHPのトップになっているファンタジーランドスケープはスゴく良かった。新しい家具というか建築というか。建築家がよく家具や椅子を作るが、椅子側から建築に迫っていく方が数は少ない。そういうものが見れた気がした。ミクロからマクロへ。こっちの方がマクロからミクロに落とし込むより難しいんじゃないかな?
 
そんな形状的な新しさも感じましたが、色の使い方もスゴかったです、赤が多かったのかな?それとも部屋が赤だったからか?とにかく攻めてますね。これくらいのエネルギーがあると説得力があって思わず納得してしまう。新たなものへの挑戦を常に感じることができると言う意味でデザインが好きでなくても面白く感じれる展示になっていたと思います。オススメです。
 
 
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Verner Panton: The Collected Works (Vitra Design Museum)
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隈 研吾展 Kengo Kuma Studies in Organic

隈 研吾展 Kengo Kuma Studies in Organicをギャラリー間に観に行きました。
 
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隈研吾さんがついにオーガニックとか有機的っていう話をしていますね。結構流行なんでしょうか?有機的。隈さんといえば負ける建築なんだけど、いつの間に有機的に。まあ説明の所に環境の負けながらということだから、負ける手法としての有機的なんだから、わかると言えばわかるんだけど。
 
そんな隈さんの新しい?試みを一つの本にまとめたんですね。その出版記念の展示で、行ったらたまたまイベントでトークショーを行うタイミングでした。なかなか面白いトークでしたけど、あんまり有機的って感じでもなかったかなぁ。いや、しいていえばそういう風にまとめる事もできないこともないかな。
 
とにかく有機的というと伊東さんの専売特許っていうイメージがあるんですが、その分野にも少し隈さんが食い込んで来たというか、新しい解釈を見つけたんでしょうか。まあそういう点で面白い展示でした。
 
 

Studies in Organic Kengo Kuma & Associates―スタディーズ・イン・オーガニック
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負ける建築
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光 松本陽子/野口里佳

光 松本陽子/野口里佳を新国立美術館に観に行きました。たまたまチケットが手元にあったからなんですけど、思ったより面白かったですねー。
 
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光というテーマのもとに2人のアーティストが作品を作ったっていう感じというよりは、光という物を使っているアーティスト2人使ったという展示ですね。
 
野口里佳さんは、写真で確かに光を生かしたような、薄い柔らかい色合いの作品でした。白より白を目指した雪山の写真のとか展示含めてなかなか良かったですね。松本陽子さんのドローイングはかなり力強かったですね。光を意識した光のみを抽出したようなドローイングは良かったですね。ドローイングで光を表すような作品はなかなか面白いのが多いですね。何となく間を感じさせるという気がします。間の考え方は音楽とかでもちょっと気になったりするもんで。
 
 

鳥を見る―野口里佳作品集
野口 里佳
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Yoko Matsumoto―1989-1995
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松本 陽子
アキライケダギャラリー

 
 

GOOD DESIGN EXHIBITION 2009

GOOD DESIGN EXHIBITION 2009を観て来た。今年のグッドデザイン大賞候補の説明等がある感じの展示ですね。
 
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大賞候補を中心にその他の注目株とかが置いてあったりしたのかな?まあ、ビックサイトでみたなーとかそういうものもいくつかありましたけど。それにしても何となくグッドデザインの意義とか歴史とかをもうちょっと簡単に分かるようにしておく部分をどこかに作っておいた方がいいんじゃないかな?グッドデザインの方向性を見失ってしまう気が。
 
 

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ギャラリー巡り 09.10.01

ギャラリー巡りの記録。
 
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ゴ・ギョンホ個展 たゆたう けしき (KEUMSAN GALLERY TOKYO)
これは、越後妻有のFUKUTAKE HOUSEで観たのと同じですね。
荻原賢樹展 (GALLERY HASHIMOTO)
柔らかいふわっとした感じ。ギャラリーハシモトっぽい気もする。
 
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宮本隆司 「草・虫・海」 (TARO NASU)
虫や鳥などを切り取ったような作品。何らかの記号のようにも見えてしまうが生き物であるという事を思ったり。
 
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ヨナタン・メーゼ 展 ミシマ・イズ・バック(Tomio Koyama Gallery)
三島を利用したアートプロパガンダ?うーん。わかるようなわからないような。
エルネスト・カイヴァーノ 展 彼女が枝にあたえる影響(Tomio Koyama Gallery)
ドローイングとコラージュがあったけど、ドローイングはイマイチよくわからず。コラージュの方は結構好きだった。自然物のコラージュで遠目からそれを思わせない作り。
ジョシュ・スミス|Josh Smith: Paintings (hiromiyoshii)
万代洋輔 | ラジコン (hiromiyoshii)
どっちもそんなに好きじゃなかったのかな?あんまり細かく覚えてない。
エルムグリーン&ドラッグセット 「SUPERMODELS」(Taka Ishii Gallery)
川久保玲さんを含めた服飾デザイナーに謎の立体の服を作ってもらって、それを着せて写真を撮ったり展示したり。スーパーモデルってナンだろう?
米田知子 Rivers become ocean (SHUGOARTS)
写真綺麗だなーとか上手いなーとか思うけど、まだ写真はよくわからず。
 

 
宮城勝規 ”unknown memories”  (Ohshima Fine Art)
神楽坂に出来た新しいギャラリー。子供を柔らかく書いたようなドローイング。
川口奈々子「7人の小人はまだ来ない」(Yuka Sasahara Gallery)
オドロオドロしい感じもあるんだけど、ポップなカラーでポップな線で書かれているそのバランスが絶妙。好きな感じだったなぁ。
 
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柔らかな器?感覚の境目を行き来する6人の作家 (松の湯)
松の湯という銭湯の使われていない2階でのインスタレーション。会場が雰囲気あり過ぎでそれと作品のバランスが難しいですね。場所に作品が食われる感じ。
 
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足立喜一朗 「シャングリラ2」(YUKA CONTENPORARY)
MOTのSpace for your futureで面白かった。電話ボックスディスコを作った人ですね。今回はOOMを作ったり自然と絡んだ作品を作ってました。動画があったので、載せておきます。リアルなOOMぽくて面白かったです。
 

 
こちらは、噂の電話ボックスディスコの動画。
 

 
 
 

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