Archive for 2009年9月

堂島ビエンナーレ

丁度いいタイミングで堂島ビエンナーレというイベントがやっていたので、観に行きました。これは、南條史生(森美術館館長)がアートディレクターを務めたアジアにおける最大級の国際美術展「シンガポールビエンナーレ」(第1回展2006年、第2回展2008年)の出品作品の中から政治的、社会的、文化的な問題提起を行う選りすぐった作品、26点を紹介するという展覧会でした。
 
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確かに政治色の濃い作品が多かったです。その中でもあまり政治色とか文化的なものを感じさせないものとかもいくつかあったんですが、少なかったですね。会田誠が何か出すってことだったんで、なんだろうなー。って思ってたんですが、
 

 
これでした。ホントはもっとちゃんとした?映像ですよ。これは誰かが音と写真でつくったのかな?
 
他にも水槽の中に哲学書が泳いでる作品とかもあったんですけど、ナカナカ説明が難しいですね。綺麗な感じに見せてました。
 
ボヘミアンラプソディと裁判をリンクさせた作品とかも結構面白かったですね。リンクはちょっとしか、観れませんけど、全編あります。
 
まあ、全体的に、サイズ感も丁度観やすい感じで良かったと思います。ちょっとコンセプトが個人的には微妙だったかなぁ。政治色とか濃いの好きじゃないんで・・・。
 
 

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草間彌生 増殖する部屋

大阪に新しく出来た、コム デ ギャルソンの新しいスペースの「Six」で草間彌生 増殖する部屋の展示が行われていたので、観に行きました。
 
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最初、店舗の方からアクセスするのかなーって思ってお店の中をグルグルしちゃったんですが、無くて、お店の人に聞いたら隣の入り口からエレベーターで行くとのことでした。ギャルソンの服ってカッコいいんだけど、着る人を選ぶんだよなぁ。あと、ちょっとカジュアルさがないというか、なんというか、着たいけど、自分のライフスタイルと合わない感じがあってどうにもこうにも。でも、いずれは。
 
で、Sixに行って草間さんの増殖する部屋を。これがものすごい。とても良かった。行って良かったです。ものすごいテンションが上がっちゃいました。かなりヒットですね。ブラックライトの部屋に草間さんのドットがたくさんあって、それが部屋中に敷き詰められていて、そのドットがシールでブラックライトで蛍光色のように光っていると。そこでオープニングパーティもやったみたいで、来客者の体にもドットシールがたくさん張ってあったりしてスゴく楽しそうでした。いいなー。
 
映像とか画像は結構色々なところにありそうですが、簡単に見つけたので、このページの写真とか観てもらえればどんな感じかちょっとはつかめるかも?まあ、とにかくあんな空間の中に入れるだけでもナカナカビックリな感じでした。
 
 

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清澄ギャラリー巡り 09.08.12

清澄に行った目的としては、建築系の展示が清澄のギャラリーとかでもやっていたからですね。
 
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まずは、小山登美夫ギャラリーを観に行きました。やっていたのはこちら。建築以前・建築以後 展 菊竹清訓 伊東豊雄 妹島和世 西沢立衛 妹島和世+西沢立衛/SANAA
メタボリズムといわれる人達が活躍していた菊竹さんその遺伝子を持った人達(所員で独立って感じ)というつながりのある展示方法はナカナカ普通の建築系の展示では見れないような気がしました。なので、今回これは新しいなーという感じが。菊竹さんのドローイングとかが売ってたのがなかなか印象的で欲しいなってちょっとおもったけど、そこまで簡単に手が出せるような金額ではなかったので、悩んで辞めました。家に建築家のドローイングがいくつもあるっていうのも、なかなか良いと思いますけどねー。
 
 
つぎにHIROMI YOSHIIへ。やっていたのは、藤本壮介 中山英之 中村竜治 吉村靖孝 dot architects 藤村龍至 山?清道|生成の世代です。
こちらは何となくBankArtでみたことあるような、ないようなそんな作品がいくつか。こちらはどちらかというと、若手建築家っていうイメージのある人達の作品ですね。なんとなく若手という事以外にまとまりが無いように感じてしまったので、イマイチな感じが拭えなかったという気分ですね。
 
 

夏の遊び場

MOTの常設展と一緒に夏の遊び場という名前で、伊藤存さんと金氏徹平さんの作品が入っているイベントがやっていたので、観に行きました。
 
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まあ、基本的には金氏さん目当てであった様な気がしますが、MOTの常設展もいつも結構面白いなーって思ったりするので、ドッチも観れて良かったです、常設展は時々入れ替えもあるので、ナカナカ面白いですね。今回は入ってすぐのところにエルネスト・ネトさんの作品があったんですが、やはり香川での展示を越えませんねー。ホントにあの丸亀での展示は観に行って良かったなーって思います。
 
そのほかは、伊藤存さんは新しい感じの刺繍以外の作品もあったのですが、金氏さんはさすがに個展のあとということもあるのか、完全にあたらしい作品という感じの作品は無かったように感じました。それにしてもジャイアントとらやんを置いたりMOTのやることは面白いなーって思いますね。

伊藤公象 WORKS 1974-2009

夏の遊び場を観にMOTに行ってきました。そのついでに一緒にやっていた、伊藤公象 WORKS 1974-2009を観ました。
 
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現在77歳の陶器系の作家さんなんですが、所謂普通の陶器をつくっているわけではもちろんなくて、色々な伝統の陶器とは違った作品をつくっています。土を一旦凍らせてからそれを焼いたりと手法的な違いもありますし、有機的にというような作品も多々見受けられました。本当にこれって陶器なのかな?って思うようなものばっかりでしたが、やはり陶器なんだなって思うような感じ。なかなかでした。この年齢くらいの人達っていうのは、案外その手法を破壊して新たな手法を生むとかそういうところがコンセプトやポイントとしている人達が多いような気がします。やっぱりそういう世代によっての方向性とか流行的なものっていうのはあるんだなぁなんて思ったりしました。