Archive for 2008年12月

チャローインディア

六本木ヒルズの森美術館でやっている、
チャローインディアに行ってきました。
 
経済発展が著しいと言われている
インドの現在を切り取った、
インド現代美術の展示でした。
 
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日本の現代美術とかに比べると
少し欧米からの影響が弱いのか?
それとも自国とのつながりを強く意識してるのか?
そういうのもが選ばれていたのか?
 
そのあたりは細かくはわかりませんが、
インドらしいものをモチーフとしたものが
多い印象でした。
 
印象が強かったのはやはり最初の部屋の
精子に覆い尽くされた雌ゾウですね。
 
また、その土地のゴミで作った街も
六本木と対比させるようにしてわかりやすくて
じっくりと見てしまいました。
 
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結構色彩に富んだものから、
光をつかったものなど種類は多種でしたが、
これぞインドとは行かないまでも
何となくインドの感じがどれにもありました。
 
 
 
あと、森美術館はガイダンスが無料だから
ガイダンスが聴けて細かくてわかりづらかった
背景とかもわかっていいですね。
 
だいたいあれを聴きながら見ると
2時間くらいになるので、時間があればお勧めです。 

ネオトロピカリア ブラジルの創造力

今、MOTでやっている、
ネオトロピカリア ブラジルの創造力
に行ってきました。
 
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ブラジルアートといえば
エルネスト・ネトというイメージですね。
 
ネトの個展にはわざわざ香川まで行ったのですが、
これがそうとう良くてそれ以来ファンです。笑
 
ということで、今回もネトの作品もあるし、
ブラジルといえば実はトロピカリズモなんかもあったりで、
面白そうという印象もあったからですね。
 
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いきなりサイケに挨拶と言った感じでしょうか?
中の作品もカラフルなものが多かったような気もします。
 
全体的に面白い感じはあったんですけど、
おおらかというか、なんかもう一つ欲しいなー
という作品が多かったような印象ですね。
 
目的のエルネスト・ネトも大きな作品で
迫力はあったんですけど、やっぱり個展は超えないなー
って(あたりまえかもですが)、という印象。
とはいえ、なかなか迫力もあったしよかったけど。
 
ほかにも服を着て踊る事で完成するとか、
様々な色の部屋を通って最後には色を飲み込む道とか
面白い建築とか、サイケな部屋の中で
おかしな映像をみて音楽聴いたりとか。
 
結構いろいろな作品もあって面白かったです。
これが見たいとかないとちょっと微妙かなー
って感じる人もいるかもしれませんが、
作家の数も多いので、面白いものが一つくらいはあると思いますよー。

地球を救う建築 High-Tech and Tradition

五反田の東京デザインセンターでやっている
 
地球を救う建築 High-Tech and Tradition
に行ってきました。
 
 
これは地球環境に優しい形の建築を模索する
というような話で、その地球環境にどうのこうのっていう
初期コンセプトに関してはイマイチ疑問を感じるんだけど、
自然に寄り添う建築をかなり取り上げてました。
 
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CO2がどうのみたいな話がいくつかあってそれは、
非常に微妙な気分なんですけども、
ただ、自然に近い形での建築というものは面白い。
 
風の流れや、温度、湿度の作り方、
歴史的にどのように考えられてきたか、
また、自然にすむ人達はどのようにしてきたか。
そんな感じのところがベースで面白かったです。
 
 
とくに印象的だったのは、
モンゴルの移住の話が一番最初にあって、
今でも、パオで生活しながら、移動の生活をしていて、
総重量がラクダが持てる300kgの重さ以上にならない。
 
しかし、今はパラボラアンテナもあるし、ネットにもつながった
生活をしながら移住しているということで、
これは、新しい時代の住み方なんじゃないかな何て思いました。
 
 
有名建築家の案とか実作とかもいくつもあったし、
結構なボリュームのある展示でした。
 
しかし、これで無料ってすごいなぁ。
っていう印象を受けるくらい、いい感じでした。
今週の土曜日までしかやってないのですが、
もし暇があれば、お勧めです。