Archive for the ‘MUSEUM’ Category

Daniel Buren「Monumenta 2012」

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旅行の予定には入っていなかったのですが、パリでグランパレに行ったらたまたまDaniel BurenのMonumenta 2012がやっていたので観てきました。ここではボルタンスキーが古着のインスタレーションをやったり、アニッシュカプーアがものすごい建築のような空間をつくりだしていた、そのイベントの2012年の会期だったようです。
 
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入った瞬間から、単に綺麗という印象がものすごく強く残ったんですが、このグランパレという光が差し込んで時間ごとに光が変わって行く空間を上手く利用したインスタレーションとも言える気がします。この光をBurenの意のままに無意味並べて行った結果なのかな?とも思えました。光の要素の中に入っている様々な色をそこから抽出して、なにかの絵を描くわけではなく点描のように並べてその中に入って行けるという体験はすごく刺激的な体験でした。
 
上手いのは光が干渉するわけでもない絶妙なサイズで全ての構造物が作られていました。また、中央では真っ直ぐ落ちてくる光を返すように鏡が用意されていたりして、自分が内側にいることを感じさせたりしました。旅行者なのでこの時間にしか行けなかったですが、他の時間、例えば夜とかであればライトアップされたりして、また違う空間になっているんだと思います。光が差し込む空間を利用しての変化を続ける光の彫刻のような、それを可能にする森のような構造体のような空間は非常に良かったです。
 
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Daniel Buren
Daniel Buren

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Daniel Buren
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村上隆「Murakami Ego」

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カタールでやっていた、Murakami Egoを観に行きました。震災に呼応して作られた100mの絵画、五百羅漢図が目玉だったのですが、本当にスゴかったです。あのレベルの環境で見れることは恐らくないだろうし、なにか完全に別世界だったし、その他もアレだけの規模の村上さんの展示が見れる機会が日本ではなかったので良かったです。震災を受けて五百羅漢の絵を書くと決めてすぐに実行に移し完成させたのがあの絵で、村上さんの新たな一面というのがはっきりわかりました。日本での展示が無いのが残念すぎる。細かい部分の作り込みやスーパーフラットと言われる絵画のスゴさというのは写真等では全くわからないので、実際にものを見るしかないと思うのですが。
 
それ以外もカタールという国なのでエロ表現のような部分が禁止だったようで。主にお花やカイカイキキやDOB君やタイムボカン等のキャラクターものが多かったりしましたが、それ以外も五百羅漢図と同じ空間に金色のOval Buddhaやとんがり君、テントの中ではアニメーションなんかも流れている中央空間なんかはもはやサーカスかと思えるほどの贅沢な空間になっていたと思います。立体の完成度はもはや仏像の様だし、絵画もお花とかは日本画の影響を感じるものであったりと、本当に日本美術とオタク文化的な日本文化をミックスして高度技術と方法で海外の文脈に乗せているんだなというのがわかり、これだけ一挙に見れてよかったと思いました。
 
しかし、そういう点でいうと確かに五百羅漢図はかなり海外の文脈と言う部分は省かれていて自分がやりたいと思ったことをやっている気がして、今までの村上隆さんとは少し違うのかな?という部分を感じました。日本のためにつくったであろう作品が日本では売れず、カタールで公開されているというのは非常に残念でした。MOTとかどうにかして公開しないのかなぁ??
 
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これはエントランスにあった巨大バルーンの村上隆像。かなりリアルで大仏のような雰囲気がある。このエントランス部分だけ写真OKでした。
 
 

Murakami: Ego
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靉嘔 ふたたび虹のかなたに

MOTで「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」を見てきました。
 

1950年代、池田満寿夫らと共にデモクラート美術家協会に参加し、明るい色彩の油彩画を発表し注目されました。1958年には、ニューヨークに渡り、知覚によって認識される世界を具体的な物との対話によって改めて捉えようとする中で、箱の穴に指を入れ鑑賞する《フィンガー・ボックス》や、周囲の環境を取り込んだインスタレーション等、絵画の枠にとどまらない人間の五感に訴える作品が生まれます。日常の事物や行為そのものがアートに変換された1960年代、靉嘔の「エンヴァイラメント」と呼ばれるインスタレーションは先駆的な表現として注目されました。音楽家、詩人、美術家等ジャンルを超えたアーティスト達が交わり、パフォーマンスや印刷物の製作等を通し、今日のアートの多様性のあり方に一つの礎を築いたグループ、「フルクサス」のメンバーとしてオノ・ヨーコやナム・ジュン・パイクらと共に活動します。やがて、線で描く絵画を拒否し、引用したモチーフに赤から紫までの可視光線(スペクトル)を重ねる「虹」の作品が生まれ、ヴェニス・ビエンナーレ(1966年)での発表等を経て、靉嘔は「虹のアーティスト」として国内外で知られるようになります。

 
結構年で80を超えている靉嘔さんですが、日本人なのですね。名前から中国人だと思ってしまってました。結構MOTで名前を目にする読売アンデパンダンまわりで、後にフルクサスのメンバーになったようです。
 
初期はリトグラフとペインティングだったけど、ニューヨークにわたってアクションペインティングに影響されつつも自分独自の作品を目指してエンヴァイラメント(今でいうインスタレーション)に向かっていって、フルクサスのメンバーとなってそのエンヴァイラメントで、ウォーホールや、クリストや、シュトックハウゼンや、リキテンシュタインなどと交流したみたい。インスタレーション系はいくつかあったけども、基本的には写真での紹介でした。
 
その後、絵画に戻るが単なる絵画ではなく、虹のように色をグラデーションしていく絵画を書いていく。トポロジーの法則をつかって書き方のシステムを作ったので、そのシステムで作品を誰でも書けるような方法で独自の絵画を作ったようです。このあたりで、基本ベースに他の画がある上で独自のシステムで自分の絵画に変換して行くということをやってる感じでしたね。POP ARTにも繋がるのかなという印象でいろいろ見れました。このあたりが虹の作家と言われるゆえんでなかなか作品量も多くて見所って感じでした。
 
その後、絵画に物を取り込んだり虹の配列から逸脱する作品なども作成。そこから、新たな作品を作ろうとしているのかな?という印象をまだ感じる作家さんでした。展覧会内にあったインスタレーションは暗闇を歩くものと、触覚とレインボーを合わせた作品だったのだけど、一時代を作った人なのかなーという印象色々なインスタレーションと比べてしまうとやはり驚きは少ないけど、こういう歴史があったと思うと面白く観れました。
 
 

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版画芸術 107 靉嘔
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ヴァレリオ・オルジャティ 展

ヴァレリオ・オルジャティ 展 at 東京国立近代美術館 11/11/01から12/01/15まで
 

 
ヴァレリオ・オルジャティ 展に行ってきました。建築展だと結構文字が多くて疲れるなーってものがあったり、この建築の模型があればなーってものがあったりと、いい建築展というのもなかなか見れないのですが、今回はかなり観やすく面白いものになっていたと思います。もう少し言葉で説明してくれてもいいかなー。とは思いましたがコンセプトとして言葉ではあまり説明しないというものだったので、まあ、仕方ないかなぁ。基本写真と模型と設計時にイメージの手助けをしたような作品という感じでしたね。模型のサイズが1:33に固定されていたのも建築のサイズがわかりやすくてよかったです。
 
ここまで、展示方法ばかり褒めてる感じになってますが、建築もよかったです。作風のようなものはわからなかったけれども、結構奇抜な形の建築もあるものの、内部は柱の少ない広い空間を得意としている感じで使いやすそうな建築が多かったですね。しかし、外観には意外性があるので、アイコンとして強度のある建築になっていて良かったですね。その意外性のある外観にどうして至ったかとかが言葉か何かで説明されてたら面白かったんですが、そこまでは説明されていませんでしたね。でも、わかりやすく見やすいないようだったので、楽しく見れる展覧会としては良いものでした。それにしてもロシアの美術館の建築はこれは1回見てみたいなぁ。ホントにこんなケーキをひっくり返したような大きな建築が森の中にあるんだろうか。すごいなぁ。
 
 

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Valerio Olgiati
Valerio Olgiati

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The Significance of the Idea in the Architecture of Valerio Olgiati
Markus Breitschmid Valerio Olgiati
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BLOOMBERG PAVILION PROJECT


 

「BLOOMBERG PAVILION PROJECT」は、東京都現代美術館敷地内に建てられたパヴィリオンを舞台に、一年間に渡って東京在住の若手アーティストの個展や公募展、パフォーマンス・イベントを開催していくプロジェクトです。パヴィリオンのデザインは、国内外で注目を集める若手建築家平田晃久。

 
ということで、これから色々な作家の個展とかがこのスペースで行われていくそうです。すでに第2弾で蓮沼執太さんのフィールドレコーディングの音と映像の作品がありました。ただ、昼間だとプロジェクターの映像がほとんど見えないので要注意です。
 
 

 

animated (発想の視点)
animated (発想の視点)

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CC OO|シーシーウー
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蓮沼執太 Shuta Hasunuma
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ポップ オーガ
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Shuta Hasunuma 蓮沼執太
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「ゼロ年代のベルリン -わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展

「ゼロ年代のベルリン -わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展 at 東京都現代美術館
11/09/23から12/01/09まで

 

 

1989年の壁の崩壊後、ベルリンは変化を続け、政治、経済、文化の実験場として世界の注目を集めてきました。ゼロ年代、ベルリンは世界の中で、アーティストを最も魅了するホットな都市となっています。そこではゆるやかなソーシャルネットワークがつくられ、ジャンルを横断する恊働や交流がなされています。グローバル化によって加速された複雑な政治社会状況に対して、各々の作品に忍ばせられた社会に対する意見(こえ)は、ベルリンの街に音楽(うた)のように響き渡っています。

 
ということで、新たな息吹が芽吹いている熱気のある街としてのベルリンの0年代の作家を集めた作品展らしいのですが、あまりベルリンだからとか色々な実験場としての感じはわからなかったです。僕はどちらかと言うとそういう場の空気というものはもちろんあるだろうけど、そういうもの自体がインターネット等によってドンドン薄まっている時代であると思うタイプなので、やはり特殊な地域はないんだなという印象の方が強く感じられた気がしました。様々な場所でブランコをゲリラ的に行う作品とかなかなか面白かったし、面白い作品もありましたけど、何となくインパクトの弱い展示だったかなー。
 
 

「建築、アートがつくりだす新しい環境 -これからの“感じ”」展

「建築、アートがつくりだす新しい環境 -これからの“感じ”」展 at 東京都現代美術館
11/10/29から12/01/15まで

 

 
SANAAとMOTの共同企画で行われている展示ですね。アートがつくりだすとアートの関わりも書いてあったんですけど、ほとんど建築展と言っていい様な無いようだったと思います。あくまで建築側からの視点という印象です。そしてSANAAを中心として考えられる様な建築が多かったような気がします。模型も多かったしフランクOゲイリーのあたらしいマンハッタンのビルの写真とか模型とかもあったりナカナカ建築側からみると充実した展示だったと思います。原広司さんの動画が全部見ると2時間以上あったので、これを見る人は余裕をもっていった方が良いと思いますね。その他にも動画が結構あって一番最後の部屋にあった3D映像のSANAAのROLEX Learing Centerの映像が良かったですね。SANAAのいつもの建築だなという印象も持てたし、さすがに本物を観に行くのとは違うけどかなり面白かったですね。これからはこういう映像が多くなるといいですねー。
 

 
あと、中庭部分に雲を作る装置で中に入れるものが作られていました。いやー。雲の中って感じというよりも霧の無かって感じでしたけど、それはそれで面白かったな。

 

豊島美術館 写真集
豊島美術館 写真集

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内藤 礼 西沢 立衛 鈴木 研一
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GA ARCHITECT 妹島和世+西沢立衛 2006-2011
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妹島和世+西沢立衛/SANAA 金沢21世紀美術館
ウォルター・ニーダーマイヤー ルイザ・ランブリ ホンマ タカシ 長谷川 祐子 鷲田 めるろ
金沢21世紀美術館
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妹島和世+西沢立衛読本-2005
妹島 和世 西沢 立衛 SANAA 二川 幸夫
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妹島和世+西沢立衛/SANAA―WORKS1995‐2003
妹島 和世 西沢 立衛
TOTO出版
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畠山直哉展 Natural Stories

東京都写真美術館で、畠山直哉展 Natural Storiesを見てきました。
 

 

今回は「Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ」と題して、初期の作品から現在に至るまでの作品の中から、自然と人間との関わりを改めて俯瞰するような作品を主に構成します。

 
ということで、鉱山、工場、ビル解体、陸前高田、爆破のような写真があって、しかしどれも擬似的自然やそれが持っている感覚を写真にしたようなものなんだけど、裏に潜む自然の力強さも感じるというようなのもので、凄く良かったです。写真欲しいなーって思ったけど、結構本高いなー。悩むなー。
 
 

Underground
Underground

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畠山 直哉
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Zeche Westfalen I/ II Ahlen
Zeche Westfalen I/ II Ahlen

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Naoya Hatakeyama
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畠山直哉
畠山直哉

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岩手県立美術館
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ライム・ワークス LIME WORKS
畠山直哉
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MAMプロジェクト014:田口行弘 《パフォーマティブ・ヒルズ》のためのパフォーマンス

「フレンチ・ウィンドウ」展を見たあとに、一緒に併設でやっていたMAMプロジェクト014:田口行弘 《パフォーマティブ・ヒルズ》のためのパフォーマンスを観てきました。
 

 

 

 

 
静止画に、なにやら通常とは違う要素を加えて連続させることで完成する動画の作品を作っている田口行弘さんの展示がありました。前にもSNACαMで観たことがあって、今回は誰なのかしっかりわかりつつ行って面白さが徐々にわかってきた気がします。そして一見ある風景の中にある異世界の連続動画というものが絶妙に現実と非現実の認識の中間にある感じが良いですね。今回はその制作風景や、太鼓と一緒にやった作品、六本木ヒルズでやった作品、広島でやられた作品などがあって、外国での作品が多いとSNACをみて思っていたので、知っている場所で行われているということでより面白く感じれました。特に六本木ヒルズのまさにその場所で行われたものに関してはなかなかその空間との映像との狭間のように感じれる仕組みは面白かったように思えてより一層楽しむことができたと思います。